胃カメラで「残渣」があったら
胃カメラ検査の際に胃の中に食べ物が残っている事があります。
「残渣(ざんざ)」といいますが、野菜、キノコ、が多いですがお米や麺類も見られます。
胃の中に「残渣」があるとそれによって見えない場所がある事、検査中の嘔吐によって肺炎等の危険性が高まったりするため十分な検査が出来ず、中断することがあります。
その際には、主治医とよく相談して後日の再検査を検討されてください。
(残渣が少量で検査が完遂出来た場合を除く)
十分な検査が出来ないまま「来年」というのは心配の種を残す事になります。
残渣は胃の手術をされた方に見られる事が多いのですが、残渣があると十分な観察が出来ないため小さな病変を見つけ出す事が困難です。
残渣のない状態で早めに再検査を受ける事をお勧めします。
残渣のために「再検査」とならないためには
検査前日は食物繊維の多く含まれる炭水化物を控えてください。
特に、過去の検査で「残渣あり」と言われた事のある方は検査前日の食事で野菜やこんにゃく、キノコ類、お米、麺類は食べないようにしてください。