上述の通り、便潜血検査が陽性であるということは、消化管に何らかの異常が起きている可能性が高いです。出血を伴う疾患として、最も注意をしなければならないのが<大腸がん>です。
近年では若年層であっても大腸がんが発症するケースが増えており、例え年齢が若い方であっても注意が必要です。また、大腸がんは初期では無症状のまま進行することが多いためため、自分自身の判断で「まだ若いから大丈夫だろう」と軽視することは危険です。大腸がんは、いかに早く発見し治療を行うかによって生存率が大きく変わってきます。繰り返しになりますが、便潜血検査が陽性であった方は必ず大腸カメラ検査を受けましょう。