靴の高機能化と足の退化(その3)
赤ちゃんの足の指はまるで手のようによく動きます。独り立ちするときは爪先立ちです。かかとをつけると尻餅をつきます。
プールサイド、大浴場、雪道を歩く時もつま先歩きです。かかとをつけて歩くと大変転びやすくなります。
膝を伸ばしてかかとで着地すると、かかとと膝に衝撃がかかります。それを防ぐため靴のかかとにクッション性を持たせることになります。
見かけ上はそれでいいのかもしれませんが、せっかく人間本来が持つ足首と膝の関節が十分使うことができません。
ベアフットランニング協会の吉野さんがよくお話ししますが、体をバネのように使うためには膝も足首も柔軟に使わなければいけません。
その場でジャンプを繰り返すようなことをするとわかりますが、かかとをつけてのジャンプは高く飛べません。つま先で着地しかかとは浮かしたままだと足首の関節と膝の関節を十分に使えるようになります。
生物の進化の歴史を振り返ってみても、日常の生活をふりかえってみてもつま先で歩くことが人間本来の歩き方なのではないでしょうか。
自分の足の裏を意識しながら歩いてみてください。
芝生の上などを裸足で歩いて大地を踏みしめる感覚を思い出してみてください。
高機能な靴を履くことによって忘れていた事を思い出すことができると思います。
裸足ではちょっと、、、と思われる方はできるだけ靴底の薄い靴を履いてください。
私はVibram Five Fingersという5本指の靴を愛用しています。
私はこの靴を履くようになってから足の指を良く動かせるようになりました。
外反母趾の方にもいいと思います。
この靴を履いて歩く時にはかかとから着地しないようにしてくださいね。
この靴は5本指の靴下もしくは裸足で履いてください。
靴底が薄いので地面が濡れていると濡れます。(その代わり、乾くのは早いです)
某通販サイトでも購入可能ですが、沖縄本島にお住いでしたら普天間に専門店がありますので
ご興味のある方は試し履きをしてみてください。
https://www.facebook.com/hadashi.okinawa
こちらをご覧ください。(裸足かけっこ教室も無料で行っています)
試し履きもできますよ。
現物をご覧なるだけなら当クリニックにも置いてあります。