まちだクリニックの町田です。

映画の紹介です。
「誤診」
邦題は「誤診」となっていますがオリジナルのタイトルは…First Do No Harmです。
(何よりも害を成すなかれ)という意味でヒポクラテスの誓いと言われていましたが近年の調査では「ヒポクラテスの言葉ではない」とのことです。
ブログ EARLの医学ノート「First, Do No Harm」をヒポクラテスの誓いとして使うべきではない。

ヒポクラテスの言葉でなくても
…First Do No Harm(何よりも害を成すなかれ)という言葉の意味は重いです。

映画は実話に基づいたもので主演:メリル・ストリープ、監督:ジム・エイブラハムズ、1997年の作品でです。

ヒポクラテスの誓いを朗読する場面から始まり、裸の王様を読み聞かせている場面につながります。
子供は王様が裸で歩いていることを指摘するのですが、仕立て屋に「バカには見えない布」だと言われた王様は見える振りをしたわけです。
「バカな王様の姿が男の子には見えた。
自分の目を信じたが、母を含め他のものは自分の目を信じなかった。」

少年ははてんかん発作を繰り返し通常の薬物療法で効果が出ないばかりか副作用に悩まされてしまいます。脳外科手術を勧められますが、納得のいかない母親は文献を調べケトン食療法を希望します。
しかし「難治性てんかん」に対するケトン食療法はジョン・ホプキンス大学以外では試されていないため治療を受けている施設ではケトン食療法を受けられません。

母親の努力とそれを見ていた看護師、友人医師の協力のもとジョン・ホプキンス大学へ向かいます。
ジョン・ホプキンス大学ではあいにく満床のため近くの修道院に泊まり込みさせてもらいジョン・ホプキンス大学の指導のもとでケトン食療法を開始することができ、無事に回復して元気になります。
3年間ケトン食を継続し抗てんかん薬は不要になったとのことです。

この映画には実際にケトン食療法を経験し病気を克服した方が4人出演されています。
ご覧になる機会がございましたら、ぜひ最後の最後まで御覧ください。

糖尿病に対する糖質制限食や火傷などの治療に対する湿潤療法にも通じるように思えます。

まちだクリニックは胃カメラ、大腸カメラ検査専門で行っています。
胃カメラは鼻から行うこともできます。
胃カメラ大腸カメラともに鎮静剤を使用することもできます。
(鎮静剤をご希望される方は当日車の運転を行わないようにしてください)

検査をご希望の方はお気軽にご相談ください。

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