靴の高機能化と足の退化(その1)
日本で靴を履かない方はごく少数だと思いますが、靴の高機能化が進んでいますね。
小学生は「瞬足」でなければ勝てないなどと言われたりしました。
瞬足は学校のトラックが左回りであることに積極的に対応できるようスパイクが左回り向け用に左右非対称の配置がされているため、カーブで転倒しづらい様になっているそうです。
スパイクといっても
アキレスさんのHPによれば
通常の歩行時(アスファルト・コンクリート・タイル等)では10kgほどの重さでスパイクがへこむためソール全体もフラットとなりますので、普通の日常生活においても影響を与える事はなく、歩きやすい・走りやすいシューズとして履いていただけます!
※校庭では、スパイク意匠の突起部は土面にささり、全体としては、フラットになります。
とありました。
スパイク付きの靴を履けば早くなるのは当たり前で特に左回り用にチューニングされたものであればトラック競技に有利になりますね。
スポーツにおいてモノを変えることにより有利になるというのは昔からありますね。
野球でも木製バット、竹製バット、圧縮バット、金属バットなどいろいろあります。
水泳でも一時期レーザー・レーサーでないと勝てないと言われた時期もあります。
たしかに有利にはなりますが、やはり最後は技術や体力が伴わなければならないと思います。
これはケニアの高校生のハイジャンプを撮影した動画ですが、正面飛びでこれだけの高さを飛べるのですから凄いですよね。(もちろんマットのない状態で背面跳びをしたらたいへんなことになります)
靴の高機能化が進む一方でスポーツ選手の間で「裸足ラン」も広がってきているようです。
「はだし」といえばローマオリンピックのアベベ選手が有名ですが子供の頃から裸足で走るということが身体能力を鍛えることにつながっているのかもしれません。
人間はいつから靴を履くようになったのでしょうか?
wikiによれば
人類が何時頃から靴を履き始めたのかは定かではない。現存する最古の靴は2008年にアルメニアの洞窟で発見された紀元前3500年ごろの革の紐靴とされている。
また、エジプトのピラミッドからは、紀元前2500年ごろの鼻緒の付いたサンダル形態の物が発掘されている他、ツタンカーメン王の墓からは黄金で出来たサンダルが出土している。
とあります。
日本でも今あるような「西洋履」が普及するまではは草鞋(わらじ)や草履(ぞうり)が使われていた。
江戸時代には(東京〜京都)東海道五十三次の約490kmを13〜15日間で歩いたそうですが飛脚は3〜4日で走っていたそうです。(飛脚は東海道を何日くらいかかったの?より)
<つづく>