手背やけど湿潤治療1年後とパンフレット
まちだクリニックの町田宏です。
当院ではやけどなどに対して湿潤治療を行っています。
簡単に言えば、消毒しない、乾かさない治療です。
刃物などで切れてしまった傷などは縫うのが一番早く治るのですが
やけど、すりきずなどには湿潤治療がいいと思います。
先日、ケガでお子さんが来院されました。
ちょうど1年前に右手背をやけどしてしまい、湿潤治療を行っていました。
1年後の様子を写真に撮らせていただきました。
ホームベーカリーでやけどしてしまったのですが、その日は救急病院受診して軟膏処置をしてもらいました。
軟膏を処方され次回は10日後と言われ、不安になりインターネットで調べたそうです。
翌日に当院を受診されました。水疱がありましたので出来るだけ水疱膜を除去しました。
遠方でもありましたので処置の仕方をもう一度見ていただき、自宅でもプラスモイストを使用していただくようにしました。
その後は6日目、19日目に受診していただき上皮化ほぼ完了。
やけどした部分は周りの皮膚の色と比べるとすこし白っぽくなっていますが
やけどした場所なんだと言わなければわからないのではないかと思います。
他の方の参考にしてくださいと写真を公開することに同意していただけることが多いのも湿潤治療の特徴かもしれません。
この湿潤治療の提唱者である夏井睦先生は「新しい創傷治療」http://www.wound-treatment.jpというサイトを立ち上げられたのが2001年です。
私は2002年頃から勉強させていただいています。
その夏井先生は9月から開業されています。
なついキズとやけどのクリニックhttp://www.natsui-clinic.jp
夏井先生が書かれた「炭水化物が人類を滅ぼす」という本を漫画化したのが
最終ダイエット「糖質制限」が女性を救う を書かれたおちゃずけさんが湿潤治療のパンフレットを作ってくれました。
そのパンフレットが本日届きました。
ご希望の方にお配りしていますので、受付でお申し付けください。
おちゃずけさんといえば
「まんがケトン体入門」も描かれています。
まんがケトン体入門発売記念のうちわもありますのでご希望の方はこちらも一緒にどうぞ。
まちだクリニックでは消化器専門医の立場から糖質制限食(MEC食)を推奨しています。
当クリニックは胃カメラ、大腸カメラ検査を行っています。
胃カメラ検査は鼻からの検査も可能です。ピロリ菌の検査や除菌治療も行っています。
検査をご希望の方はお気軽にご相談ください。
火傷やケガに対する湿潤療法、がんなどに対するビタミン点滴療法をご希望の方もご相談ください。