爪下血腫
まちだクリニックの町田宏です。
台風9号の接近に伴い風が強くなってきましたね。
今日の夜は本島も暴風圏内に入るかもしれません。
明朝も暴風圏内に入ったままの場合休診したり診療開始が遅くなるかもしれません。
明日ご来院される際にはお電話でお問い合わせください。
また、宮古・八重山地方の方も台風の進路には十分ご注意ください。
今日の話題は爪下血腫です。
タンスの角や、床に置いたものに足をぶつけたりした場合に起こる事が多いです。
特に急いでいたりするとやっちゃう事がありますね。
これは私が「やっちゃった」ときの写真です。
ぶつけた当日は「ちょっと痛いな」くらいだったのですが、翌朝かなりジンジンしてきました。
爪の根元が黒くなり血が溜まっていると思われました。
爪に穴を開けて血を抜くこともあるのですが、爪の根元(白爪のあたり)が中心だったので
爪の根元の薄皮をゆっくりゆっくり剥がして血抜きをしました。
麻酔はしていません。
血が抜けると痛みもスッとらくになりました。
3分ほど爪全体を軽く押さえ、カットバンで巻いて終わりです。
(カットバンにはわたしがよくやる「セロテープ」でちょっと工夫しておきました)
左上が受傷後24時間で処置する前です。
右上が処置後
左下が処置後24時間
右下が処置後72時間
爪下血腫はひどくなると爪を剥がさなければいけないこともあるので
処置するタイミングが重要だと思います。
あまり遅くならないうちに血を抜く処置を行えば爪を剥がずに済むことが多いとおもいます。
怪我をして翌日〜翌々日くらいが良い時期だと思います。
どの場所から爪下の血を抜くのか?爪に穴を開けるのか?はケースバイケースです。
時間が経ちすぎて爪がほとんど剥がれかけているときには爪を取った方がいいこともあります。
処置している医師と相談してください。
まちだクリニックは擦り傷、切り傷、やけどなどの治療、胃カメラ、大腸カメラ検査を行っています。
傷の治療に関しては湿潤(うるおい)療法を行っています。
胃カメラは鼻から行うこともできます。
胃カメラ大腸カメラともに鎮静剤を使用することもできます。
(鎮静剤をご希望される方は当日車の運転を行わないようにしてください)
胃・大腸検査をご希望の方はお気軽にご相談ください。
ピロリ菌の検査・治療もご相談ください。