通常の病院では、内視鏡検査を受けるために一度診察を受け、改めて別の日に予約を取って検査を受けて頂くことがほとんどです。その場合は2~3週間後に検査を受けることになるため、患者さんはとても不安な気持ちで検査までの期間を過ごさないといけないことになってしまいます。また、症状が進行してしまうリスクもあります。そこで、当院は待たずに内視鏡検査を受けて頂ける「検査専門医院」として、ご来院当日か翌日には検査を実施できる体制を実現しました。患者さんが、不安や痛みからできるだけ早く解放されることが何よりも重要だと考えています。
当院の内視鏡検査は全て「内視鏡専門医」が行い、事前のカウンセリングや検査後の説明も全て同じ医師が担当します。そのため、内視鏡検査の専門でない医師がたまたま担当になってしまう、検査医と主治医が別の医師になってしまうなどの心配がありません。なお、当院の院長は、内視鏡に関するトレーニングを受け、さらに内視鏡指導医の推薦を受けて「日本消化器内視鏡学会専門医」の資格を取得しています。専門医認定後も、内視鏡に関する学会報告を行ったりセミナーに参加したりと、技術と知識の研鑽を欠かさないようにしています。
当院の院長は「内視鏡専門医」としてのトレーニングを受け、多くの患者さんを診てきた経験があるため、患者さんに日常生活で役立つ適切なアドバイスも積極的にさせて頂いております。例えば逆流性食道炎になった時、薬で胃酸を抑えることは簡単ですが、それでは薬をやめたらすぐに再発をしてしまうため本当の意味で患者さんのためにはなりません。やはり、食事の内容を変えたりすることで、きちんと健康な身体を取り戻すことが大事だと思います。
栄養素は、大きく分けると炭水化物・タンパク質・脂質の3つがあります。近年、炭水化物を制限するダイエットが流行っていますが、あれは医学的にも理に適っているのではないかと考えられます。炭水化物はさらに「糖質」と「食物繊維」に分けることができますが、糖質を摂取するとインシュリンホルモンが分泌されて太りやすくなりますし、食物繊維は人間が消化できない成分でできているため胃もたれを起こしやすくなります。胃カメラをする時、稀に食べ物が胃の中に残っていることがありますが、そのほとんどが野菜などの食物繊維です。逆に、ステーキなどの肉は胃酸で消化されるため、意外と胃もたれしないものです。このような理由から、当院では炭水化物制限をもっと広めていこうと考えており、その分野の専門家をお呼びして講演会なども実施しています。詳細は随時ブログにアップしてきますので、是非ご確認頂ければと思います。
当院の院長は、胃カメラ22,000・大腸カメラ7,000以上の実績があります。また、外科出身であるため、実際に手術を通して身体の中を見た経験や術後の症状についての知識も活かして、より注意深く検査結果を診断することができます。
口からの胃カメラは、どうしても嗚咽で苦しいことがありますが、当院では細い内視鏡検査機器を使った鼻からの胃カメラを実施しています。細いカメラを使用することは、鼻からカメラを入れられるだけでなく、例えば十二指腸潰瘍になっていて通常の胃カメラでは通れない場所にも入っていけるといったメリットもあります。また、検査時には狭帯域光観察(NBI)を使用しており、特殊な光を照射することで一見分かりにくい腫瘍も発見しやすくなります。
胃痛の原因となるピロリ菌検査も実施しています。ピロリ菌は、実は胃粘膜の萎縮を引き起こすことで胃がんリスクを高めることが分かっています。まずは、内視鏡検査で胃の中の状態を確認し、ピロリ菌が原因であると思われる場合にはピロリ菌判定検査を実施します。そして陽性が出た場合には、薬によるピロリ菌退治を行っていきます。なお、2013年からはピロリ菌による慢性胃炎の診療に保険が適用できるようになりました。
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