これらの症状が継続している場合には、何らかの疾患に罹患している可能性が高いです。強く力んだ際や、もともと痔疾患を抱えている方の場合、排便時に血液を確認することは比較的起こりやすい現象です。そのため、上記のような症状が現れながらも、専門の医療機関を受診せず、放置してしまう方が多くいらっしゃいます。これは危険な行為であり、重篤な病気を見落としてしまうことに繋がります。異変を感じた際には、必ず専門医の診察を受けましょう。
※上記はあくまでも考えられる疾患の例えです。
これらの疾患の中でも、特に注意がいつ様なのは<大腸がん>です。大腸がんは一昔前までは40歳以降での発症が目立ちましたが、現在では若年層での発症も多くなっています。
また、大腸がん以外にも<潰瘍性大腸炎>や<クローン病>は厚生労働省から難病として指定されている治療が難しい疾患であるため、これらも注意が必要です。このように、血便・下血の原因となっている疾患は重篤なものである可能性もあるため、繰り返しにはなりますが、症状を確認できた際には必ず大腸カメラ検査を受けましょう。
血便を分類すると、<鮮血便>、<暗赤色便>、<黒色便>、<粘血便>といった4つに区分することができます。各血便によって考えられる疾患や原因は異なりますますが、おおまかな特徴は下記の通りです。
鮮やかな赤色をした便
関連疾患:大腸がん・大腸ポリープ・痔
赤色と黒色が混合している濁った色の便
関連疾患:大腸憩室出血・大腸炎
真っ黒な便(錆びた鉄のような色)
関連疾患:胃潰瘍・十二指腸潰瘍(上部消化管内での出血)
白い粘液が絡まっており、出血も認められる便
関連疾患:潰瘍性大腸炎・クローン病
上述のように、血便・下血の症状の裏には、何らかの疾患が潜んでいる可能性が高いため、医師による大腸内視鏡検査が必要となります。検査を先送りにせず、できる限り早く消化器病・内視鏡の専門医による診察を受けましょう。
当院は消化器・内視鏡専門クリニックとして、患者様に安心して検査を受けていただけるよう日々研鑽を積んでおります。また、痛みの少ない大腸カメラ検査を提供できるよう、工夫を凝らしています。大腸カメラ検査を受けようと考えている方は、下記の詳細をぜひご覧下さい。
血便・下血の症状による診察は、重篤な疾患の発見に繋がることも多々あります。患者様の体の異変をできる限り早く発見するためにも、当院は血便・下血の外来診療に力を入れております。血便。下血の症状により不安を抱えていらっしゃる方は、まずは一度当院にてお気軽にご相談下さい。
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