大腸内視鏡検査を行ったときに見つかる病気
大腸内視鏡検査を行ったときに見つかる病気としてはポリープ、憩室、痔核、がん、その他に潰瘍性大腸炎、クローン病、腸炎(虚血性腸炎、感染性腸炎、放射線性腸炎)などが挙げられます。
ポリープは診断と治療を兼ねて切除を行います。切除は出血や、穿孔(腸に穴が空いてしまう)の可能性があるので「手術」になるので慎重に行う必要があります。切除した場合は1週間安静をお願いしています。具体的には、飲酒や運動、旅行(特に航空機の利用)を避けていただいています。当院では概ね1cm程度の大きさまで切除しています。大きさや、形、場所によっては、総合病院での切除をお願いすることもあります。
憩室は腸がエクボの様に凹んでいるものです。割と多く、半数以上の方に見られます。ほとんどの場合は無症状で治療は不要です。化膿している場合は「憩室炎」として抗生剤の処方、点滴、炎症が強ければ入院が必要な場合もあります。まれに憩室から出血することもあります。憩室出血も入院治療が必要なことが多いです。
痔核は治療が不要な方も多いです。当院では軟膏治療まで行っています。ジオン注や手術などは行っていません。
がんが見つかったときには総合病院へ紹介します。
潰瘍性大腸炎、クローン病などは大腸内視鏡検査以外の検査が必要なこともあるので総合病院へ紹介しています。
腸炎(虚血性腸炎、感染性腸炎、放射線性腸炎)はケースバイケースで総合病院紹介することもあります。
年末年始休診のお知らせ
12月28日(火)午後〜1月3日(月)は休診となります。
1月4日(火)は午前中のみの診療となります。