のどに違和感がある
飲み込みが悪い
逆流性食道炎の薬を飲んでいるが良くならない
というご相談を受けることがよくあります。

私の専門が消化器ですので胃カメラ検査を行っていない方には胃カメラ検査をおすすめしています。
逆流性食道炎と診断されていて写真等の記録があればその写真を見させて判断しますが
検査をしたことがない方には実際に検査をして実際にどの程度の食道炎があるのかを確認したほうがより良いアドバイスができると思います。
また、食道がん、胃がん、胃・十二指腸潰瘍、ピロリ菌などが隠れていないかどうかがわかります。

また、逆流性食道炎の薬を飲んでいても良くならないという方に聞いてみると
「胸焼けは良くなっているが、上がってくる感じが取れない」ことに不満を感じている方もいらっしゃいます。
逆流性食道炎の薬は、胃酸を抑える薬であって、胃酸の逆流現象を抑える作用はありません。
胃酸が上がってくる原因には
食道裂孔ヘルニア(食道と胃の境目が緩くなっている)
肥満や妊娠、姿勢などによって物理的に胃が圧迫されやすい
胃や腸の動きが悪く、便秘なども伴って食べたものがスムーズに流れにくい
などがあります。
こういった方には糖質制限食をお勧めしています。
糖質制限だけでは満足できない方にはアコファイドというお薬を試してもらっています。
日々の食事のことですので、一時的に良くなっていてもまたぶり返してしまうことも多々あります。
自分の体調を見ながら継続していただく必要もあります。

また、のどの違和感があるが逆流性食道炎などが見られない方もいらっしゃいます。
耳鼻科で診てもらうと嚥下運動に異常がないか確認してもらうのも一つの方法です。
当院ではのどの違和感があり胃カメラ検査で大きな以上が見られない場合、血液検査で貧血がないかどうかチェックすることが多いです。
特に女性の場合は鉄欠乏性貧血が隠れていることが多く、鉄剤などでのどの違和感が改善されるケースがよくあります。

のどの違和感、飲み込みがわるいと感じている方は
胃カメラ検査の他に貧血がないかどうか、血液検査を行うことも検討して見てください。

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休診のお知らせ
学会のため
5月31日(金)
6月1日(土)
は休診とさせていただきます。
よろしくお願いします。

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まちだクリニックは胃カメラ、大腸カメラ検査専門で行っています。
胃カメラは鼻から行うこともできます。
胃カメラ大腸カメラともに鎮静剤を使用することもできます。
(鎮静剤をご希望される方は当日車の運転を行わないようにしてください)

胃・大腸検査やピロリ菌の検査・治療をご希望の方はお気軽にご相談ください。
まちだクリニックでは消化器専門医の立場から糖質制限食を推奨しています。
火傷やケガに対する湿潤療法をご希望の方もご相談ください。

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