ピロリ菌に関して
休診のお知らせ
4月休診のお知らせ
4月19日(金)20日(土)は日本外科学会参加のため休診とさせていただきます。
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お問い合わせいただく件で一番多いのは「ピロリ菌の検査・治療」に関してです。
人間ドックなどでヘリコバクターピロリ菌「陽性」と言われた方で
除菌治療を健康保険で行う場合には「おおむね半年以内に胃カメラ検査を行うことが必要です。
胃カメラ検査を行わない場合には健康保険を使うことが認められていないので自由診療となります。
ピロリ菌の検査には、胃カメラ検査を必要としない検査と胃カメラ検査のときに行う検査があります。
胃カメラ検査を必要としない検査は
①尿素呼気試験
②抗ヘリコバクター・ピロリ抗体測定
③便中ヘリコバクター・ピロリ抗原測定
胃カメラ検査のときに行う検査は
④迅速ウレアーゼ試験
⑤鏡検法
⑥培養法
があります。
当院では
①尿素呼気試験
④迅速ウレアーゼ試験
⑤鏡検法
で行っています。
保険診療でヘリコバクター・ピロリ菌に感染しているかどうかを検査するためには
半年以内に胃内視鏡検査が行われている必要がありますので、人間ドックなどで胃カメラを行いピロリ菌が陽性、またはピロリ菌がいそうだと言われた方は早めにご相談いただければ
薬の処方だけで済むこともあります。
ですからバリウム検査しか受けていない、胃の検査自体は受けていないという方は胃カメラ検査を行うか
自費(保険外)で除菌治療を行うことになります。
具体的には胃カメラ検査で胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍が見られた場合に胃の組織を採取します。
専用のキットに組織を付け(埋め込み)ます。
陽性反応が早いかたは胃カメラ検査結果説明の際に結果が出ることもあります。
早く陽性反応が出た時にはその日に除菌薬を処方致します。
胃カメラ結果説明の時までに陽性反応が出ないこともあるので、病理組織結果の説明の際にピロリ菌の結果を説明しています。
黄色は陰性(ピロリ菌がいない)ということですが、赤色は陽性でピロリ菌がいるということになります。
潰瘍や逆流性食道炎などでPPIというお薬を飲まれているとピロリ菌検査の反応が鈍くなるため可能であればPPIを休薬してからの検査をお勧めします。
ヘリコバクター・ピロリ菌の治療を行った後の除菌判定や
人間ドックなどで胃内視鏡を行い、胃炎や潰瘍などの診断を受けたがピロリ菌の検査をしなかった方は
尿素呼気テストを行っています。
また、ピロリ菌の除菌治療を行った場合、約1〜2ヶ月ほど間隔をあけてから尿素呼気テストを行い、除菌治療が成功したかどうかを確認しています。
(除菌治療してからあまり間隔をあけずに検査をした場合にはピロリ菌が少量残っていても検査が正確にできない「偽陰性」となる事もありますので当院では4週間(できれば8週間)以上経ってから検査するようにしています)
除菌治療後の判定も忘れずに行っていただきたいと思います。
除菌に失敗していた時には二次除菌をお勧めしています。
一次除菌、二次除菌と二回の除菌治療が健康保険で認められていますが
二回の除菌治療による除菌成功率は95%と言われています。
ヘリコバクター・ピロリ菌に感染している場合にはしっかりと治療を行いましょう。
胃カメラ検査だけを行う費用(3割負担の場合)は約4000円前後です。
追加でかかる費用としては
組織検査約4000円もしくは7500円
迅速ウレアーゼテストを行った場合には約700円かかります。
(組織検査を行わずに迅速ウレアーゼテストだけを行った場合は約1500円です)
尿素呼気テストだけの場合は約1650円(検査薬代を含む)です。
このほかに診察料(初診料、再診料)などがかかります。
胃内視鏡検査をしないでピロリ菌の検査だけをしたい方は保険適応がないため自費診療となります。
(10割負担換算)
また、除菌治療を健康保険で行う場合には胃カメラ検査を受けてから概ね6ヶ月以内に行ってください。
(あまり期間が空いてしまうと健康保険の適応から外れる可能性があります。)
※除菌治療はペニシリン系の抗生物質を使用するためペニシリンアレルギーのある場合には残念ながら自費での治療になってしまいます。
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まちだクリニックは胃カメラ、大腸カメラ検査専門で行っています。
胃カメラは鼻から行うこともできます。
胃カメラ大腸カメラともに鎮静剤を使用することもできます。
(鎮静剤をご希望される方は当日車の運転を行わないようにしてください)
胃・大腸検査やピロリ菌の検査・治療をご希望の方はお気軽にご相談ください。
まちだクリニックでは消化器専門医の立場から糖質制限食を推奨しています。
火傷やケガに対する湿潤療法をご希望の方もご相談ください。