湿布による薬剤性熱傷
湿布による薬剤性熱傷(プラス日光過敏症)に対して湿潤治療を行いました。
患者さんの同意をいただきましたので紹介します。
6月29日、両下腿後面(ふくらはぎ)に湿布を一晩貼付。
30日夜から痒み出現
7月1日、腫れてきたため総合病院救急受診、内服と軟膏処方。
2日から水疱形成。
3日近医、皮膚科受診。抗生剤と軟膏処方。
4日、改善傾向ないためインターネット検索、ワセリンとラップ使用。
5日当院受診されました。
水疱形成あり、ただれも見られるため水疱膜を切除しました。
ワセリンとズイコウパッド処置。
翌日の状態です。
歩行時に痛みは少しあるものの自制内。
浮いてきた皮膚を追加切除。
初診時に水疱膜を切除した部位は目に見えて良くなっていました。
自宅でワセリン+ズイコウパッド処置を継続。
11日、色調の良くない皮膚を切除。
14日、全体的に改善。
20日 上皮化ほぼ終了
使用した湿布は特定できませんでしたが湿布による薬剤性熱傷+日光過敏症と思われました。
今後、湿布や消炎鎮痛剤に注意するように説明いたしました。
また、海辺で仕事しているため日頃から着衣やラッシュガードなどで肌を日光に暴露することはできるだけ避けていただくようにお願いしました。
8月2日(木)は九州厚生局と沖縄県による個別指導があるため休診とさせていただきます。
8月23日(木)、24日(金)は旧盆のため診療時間を短縮させていただきます。
8月25日(土)は旧盆のため休診とさせていただきます。
まちだクリニックは胃カメラ、大腸カメラ検査専門で行っています。
胃カメラは鼻から行うこともできます。
胃カメラ大腸カメラともに鎮静剤を使用することもできます。
(鎮静剤をご希望される方は当日車の運転を行わないようにしてください)
胃・大腸検査やピロリ菌の検査・治療をご希望の方はお気軽にご相談ください。
まちだクリニックでは消化器専門医の立場から糖質制限食を推奨しています。
火傷やケガに対する湿潤療法をご希望の方もご相談ください。