まちだクリニックの町田宏です。

湿潤治療の師匠である夏井先生がご自身のWeb site「新しい創傷治療」で子供のやけどについて書かれていました。

http://www.wound-treatment.jp/new.htm#1208-3
とてもわかりやすくまとめられていましたので引用紹介させていただきます。

 クリニックの患者さんの4割ほどが乳幼児ですが,そのほとんど全てが熱傷患者さんです。
乳幼児熱傷の受傷原因,受傷メカニズムはここを見れば一目瞭然ですが,ちょっとまとめてみます。

【飲食物による熱傷が多数を占める】
テーブルの上の味噌汁,コーヒー,紅茶などは子どもにとっては全て凶器となります。
「手が届かないと思って置いていた」と後悔される親御さんが多いです。「手が届かない範囲はない」と考えるべきです。
子どもは触りたいと思ったらどんな手段を使ってでも手を伸ばして,ひっくり返します。
「手が届かない高さだと思って油断していた」という反省も多いです。
つかまり立ちが始まると,手が届く高さが日毎に増していきます。乳児を甘く見てはいけません。
【炊飯器の蒸気,加湿器の蒸気】
子どもの手が届く高さにある炊飯器,加湿器は凶器です。
従来型の軟膏ガーゼによる熱傷治療では,水蒸気熱傷はあっという間に深くなり,植皮まっしぐらです。
【ティファール電気ケトルとその類似商品】
極めて危険な凶器です。
受傷パターンとして多いのは「テーブル・キッチン台の上でお湯を沸かしていて,子どもがコードを引っ張って落とす」です。
ティファールはコードと台が一体型のため,コードを引っ張ると台も一緒に動き,しかも本体にストッパーがないものが多いため,広範囲熱湯となります。
日本の家屋は電源コンセントが低い位置にあるためです(ヨーロッパではコンセントが高い位置にあるため,同様の事故は起きていないそうです)。
【ウォーターサーバー】
ストッパーなしで熱湯が出るタイプは凶器。
【ヘアアイロン】
パターンとして多いのは「使い終わったヘアアイロンを手が届かない所に置いていたのに,子どもがコードを引っ張って落とし」が大半。
【アイロン】
パターンとして多いのは「アイロンを使っている時に来客(電話)があってちょっと目を離したスキに子どもが」が多いです。
 

また、おかだ小児科医院の岡田清春先生(滋賀県高島市)はご自身の おかだ小児科医院公式ブログ で追記されています
「お子さんのヤケドに注意してください」
http://blog.goo.ne.jp/okada_kids_clinic/e/471f4202f2677da4f15574da3ba4b5da

子供だけではなく冬場に多いのは
【湯たんぽやアンカによる低温熱傷】です。
低温熱傷は最初、大したことがないように見えても1-2週間後に突然、脂肪層が壊死しえぐれてくることがあります。
こうなると治るまで1-2ヶ月(お年寄りで2年かかった方もおられます)かかり、やけどの痕も残ります。
いわば遠赤外線でじっくり焼いた状態です。
湯たんぽやアンカは寝る前に布団を温めておくもので、そのまま足に密着させて寝入ってはいけません。

小さなお子様がいらっしゃるご家庭は特にご注意ください。

当院の年末診療予定は
12月29日(金)午前中までとなっています。
年明けは
1月4日(木)から診療開始いたします。

年末年始の休診期間中にやけど等されてしまった場合はメールフォームからご相談ください。

まちだクリニックでは消化器専門医の立場から糖質制限食(MEC食)を推奨しています。
当クリニックは胃カメラ、大腸カメラ検査を行っています。
胃カメラ検査は鼻からの検査も可能です。ピロリ菌の検査や除菌治療も行っています。
検査をご希望の方はお気軽にご相談ください。
火傷やケガに対する湿潤療法、がんなどに対するビタミン点滴療法をご希望の方もご相談ください。

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