手の火傷に対する湿潤療法
まちだクリニックの町田宏です。
6月の休診予定のお知らせです。
6月1日(木)午後休診
6月2日(金)一日休診
6月23日(金)一日休診
ご不便をおかけいたしますがよろしくお願いします。
手の火傷に対する湿潤療法での経過を紹介します。
1歳7ヶ月のお子さんで、右手のひら全体を(指まで)火傷してしまいました。
救急病院を受診したところ「深い火傷なので皮膚移植手術が必要になってくる可能性がある。またその場合当院では皮膚移植ができないので手術ができる病院へ紹介します。将来機能障害が残るかもしれない。」と言われたそうです。
離島にお住まいで、(植皮などの手術をするとなると本島の病院へ行く必要がある)とても不安になられたと思います。
ネットで検索したところ湿潤療法という治療方法があるということを知り、さらに調べたところ当院で火傷に対する湿潤療法の経過をご覧にられたようでお電話をいただきました。
話を聞いたところ通院中の病院では消毒をして軟膏とガーゼを当てている。水疱膜は破らないようにしている。とのことでした。
火傷の状態を見た方が具体的なアドバイスができるので、写真を撮ってメールで送っていただき、電話やメールでアドバイスさせていただきました。
水疱膜は大きくなり破れてしまったので通院先の病院で一部切除してもらったようです。
ガーゼが傷にくっつき、ガーゼを取るのに痛がり、消毒でも痛がってたようです。
プラスモイストは通販で購入していただき自宅で湿潤療法を実行していただき、一ヶ月できれいに治ってくれました。
当院を受診することはなかったのですが湿潤療法で(手術することもなく機能障害も残さずに)きれいに治ったので
「同じように子供に火傷をさせてしまった方が、湿潤療法を受けるきっかけになれば」との思いでブログで紹介することを快諾していただけました。
先日の肉食サミットvol.3でもスライドで紹介させていただきました。
Oさん、ありがとうございます。
離島でも湿潤療法が早く常識になってくれるといいですね。
Oさんからはお手紙もいただき、大変感謝しています。
お手紙は宝物にさせていただきます。
まちだクリニックでは消化器専門医の立場から糖質制限食(MEC食)を推奨しています。
当クリニックは胃カメラ、大腸カメラ検査を行っています。
胃カメラ検査は鼻からの検査も可能です。ピロリ菌の検査や除菌治療も行っています。
検査をご希望の方はお気軽にご相談ください。
火傷やケガに対する湿潤療法、がんなどに対するビタミン点滴療法をご希望の方もご相談ください。