まちだクリニックの町田宏です。

湿潤療法で有名な夏井睦先生が以前から仰っていることですが
医学は生物学の上で成り立っていています。

私の診察室の引き出しの中には高校時代に使った生物の教科書が入っています。

消化の項目には胃液で消化されるものはタンパク質と図解されています。

酵素の至適pHも載っていてペプシンは酸性の条件でよく働きpH2で最大の作用を示す。
と書かれています。
胃酸を抑える薬を飲むと胃の消化能力が低下し、もたれ感が出てくるのは当然ですね。
なので胃酸を抑える薬は胃腸の動きを促す薬を一緒に処方することがあります。(私はあまり処方しませんが)

胃酸を抑える薬を飲むときには普段以上に食べ物をよく噛んで食べていただくように心がけていただきたいと思います。
明日から四月ですね。
年度の切り替わりは入学・入職・部署替え・引越しなど環境の変化、それに伴う食生活の変化、ストレスなどが多くなりがちです。
胃腸の調子も悪くなりがちですので、食事は時間をかけてよく噛んで食べるように心がけてください。

まちだクリニックでは消化器専門医の立場から糖質制限食(MEC食)を推奨しています。
当クリニックは胃カメラ、大腸カメラ検査を行っています。
胃カメラ検査は鼻からの検査も可能です。ピロリ菌の検査や除菌治療も行っています。
検査をご希望の方はお気軽にご相談ください。
火傷やケガに対する湿潤療法、がんなどに対するビタミン点滴療法をご希望の方もご相談ください。

まちだクリニック