まちだクリニックの町田宏です。

2日続けてやけどの経過を紹介します。

8月13日、フライヤーの油で左前腕〜拇指にかけてやけどしてしまいました。
(右顔面にも少しやけどされていました)
救急病院を受診したところ軟膏を処方され「自宅で軟膏を塗ってガーゼで保護するように」言われたそうです。
処方箋をもらい薬局へ行ったところ、「ガーゼといわれたならガーゼを使ってください」とちょっと残念そうな反応だったそうです。
また、母親が湿潤療法を知っていたため軟膏とラップで保護。

翌日、みてみたら拇指に水疱を認めたため前日受診した救急病院の時間外外来を受診。
担当医はやけど(水疱)を見ただけで何も処置をせず「軟膏を出しておきますから自宅での処置を続けてください」と言い再び前日と同じ軟膏を処方したそうです。

前日処方した軟膏がどのくらい残っているのか聞いたり、不安がないかなど聞いてくれても良かったと思いますが
時間外外来が忙しかったのでしょうけど、残念です。

ネットで当院を知り、やけどから2日目に受診されました。
拇指に大きな水疱、前腕に小さな水疱があり水疱膜を切除しました。
ワセリンとプラスモイストで処置を行い、あとは湿潤療法の説明をさせていただきました。

経過の写真を紹介します。

拇指の部分だけ少しアップで紹介します。

湿潤療法開始から2週間でほぼ上皮化しています。
新しい皮膚はやや弱いのでしばらくワセリンをつけるようにお願いしていますが、日常生活には支障ありません。
指、手関節の動きも問題ありません。

治療のお手伝いをさせていただきありがとうございました。
(写真は本人・ご家族の承諾を得て掲載しています)

まちだクリニックは火傷や擦り傷などの外傷の治療の他、胃カメラ、大腸カメラ検査を行っています。
外科・消化器科の立場から食事は糖質制限・MEC食をお勧めしています。
胃カメラは鼻から行うこともできます。
胃カメラ大腸カメラともに鎮静剤を使用することもできます。
(鎮静剤をご希望される方は当日車の運転を行わないようにしてください)

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