まちだクリニックの町田宏です。

気になる記事の紹介です。

【カラダの不思議】のどに骨 ご飯飲み込むのも善し悪し 最悪の場合は息が止まる
06月03日 17:22夕刊フジ
http://news.goo.ne.jp/article/fuji/life/fuji-dss1605290001.html
 子供の頃など、のどに魚の骨が刺さってしまい、苦しい経験をしたことがある人は結構多いだろう。なんとも言えない違和感があったり、チクチクする痛みがあったりして、それがトラウマになり、しばらく魚を食べられなくなったなんて人もいる。

 そんなとき、「つばを飲み込む」「水を飲む」「うがいをする」「ご飯を丸飲みする」「放っておけば自然にとれる」「いつの間にか自然に骨が溶ける」などと対応策を語る人がいるが、実際はどうなのか。のどに骨が刺さってしまったときの対処法について、慶友銀座クリニックの大場俊彦院長に聞いた。

 「のどに骨が刺さったとき、水を飲んだり、つばを飲み込んだりすることでとれることはあります。また、ご飯を飲み込むという人もいますが、それは実は危険な行為なんですよ」

 なぜ危険かというと…。

 「ご飯を飲む込むことで、のどに刺さっていた骨がとれ、胃に入ればいいですが、気管支に入ってしまうことがあります。すると、肺炎になったり、最悪の場合には息が止まってしまう可能性もあるのです」

 基本的には、やはり耳鼻科を受診して医師に骨を取り除いてもらうのが良いそうだ。とはいえ、それで必ず解消されるとも言い切れないという。

 「耳鼻科でも、よくわからないときもあるんですよ。刺さっている場所によって、例えば、へんとうの裏にはさまってしまったり、のどの奥のほうにあったりすると、鉗子付きの特別な内視鏡でないと見えないこともあります」

 のどに魚の骨が刺さってしまった場合、不快感や痛みはあるものの、多くの場合は自然にとれるようだが、一番の問題は、それが「なんの魚のどういう骨か」ということだそうだ。

 「アユやウナギの骨でしたら、のどに刺さってもそれほど心配ありませんが、鯛などの太い骨の場合は、見えなくても、のどの奥にめり込んでしまっている場合もあるのです」

 特に、太い骨の場合、ご飯を飲み込むと、ご飯が骨を引きずってしまい、のどの粘膜を傷つける危険性もあるという。太い骨が刺さってしまったときには、自分で対処しようとはせず、耳鼻科を受診するのがオススメだ。

「のどに骨が刺さったかもしれない」と時々相談される事があります。
直接見てわかる事もありますし、わからない事もあります。
喉をみるのは、やはり専門である耳鼻咽喉科の先生が手馴れていますし、道具(機械)も揃っています。

診察して骨などの異物を確認できればあとはどうやって取るかを考えるのですが
問題は「異物が確認できない」場合です。

骨が刺さったが来院される間に取れたのか刺さったままなのか?
「絶対にない」とは言えない「悪魔の証明」です。

喉をうまく通り抜けた場合でも
食道の中に傷をつける事もありますし、稀ですが胃や小腸、大腸に刺さってしまう事もあります。

そうした心配をしなくても済むように普段から
よく噛んで食べる事
を心がけていただきたいと思います。

特に魚など骨が含まれている可能性のある食べ物は
一口量を少なめにしていただくと口の中で骨などの異物に気づきやすくなります。
飲み込む前に気づけば余計な心配をしなくて済みますね。

当院は胃カメラ・大腸カメラ検査を主に行っている外科クリニックです。
擦り傷ややけどなどに対しては痛みが少ない湿潤療法を行っています。

胃の調子が悪いと感じる方、バリウム検査で異常を指摘された方、便に血が混じる方、便秘と下痢を繰り返す方、便潜血陽性を指摘された方で精密検査を受けたことがない(しばらく検査を受けていない)方はお気軽にご相談ください。

まちだクリニック