まちだクリニックの町田宏です。

「ケトン体が人類を救う」の著者であり
宗田マタニティクリニックの宗田哲男先生の講演会が
昨日神田で行われました。

宗田先生は産婦人科クリニックの院長先生ですが
他の医療機関で重症の妊娠糖尿病や糖尿病合併妊娠などのため
「妊娠継続は厳しい」と言われた妊婦さんたちに対して、
自らの糖尿病を糖質制限で克服した実績を元に
妊娠糖尿病や糖尿病合併妊娠を出産まで無事到達させている先生です。

インスリンなどの薬物よりも糖質制限で血糖コントロールしたほうが妊娠経過が良いことを
糖質制限を世間に広く広めた京都高雄病院の江部康二先生に報告したところ
新生児、胎児、胎盤のケトンはどのくらいあるのでしょうかね?という質問があり、
それをきっかけに新生児や胎児、胎盤のケトン体を測定するようになったそうです。
(ケトン体簡易測定器の存在も大きいですね)

そして宗田マタニティクリニックで測定・蓄積したデータをまとめたものが
「ケトン体が人類を救う〜糖質制限でなぜ健康になるのか〜」になっています。

参加者は9割がた女性ではなかったでしょうか。
産婦人科の宗田先生の講演会ということもあるでしょうが
(MECの渡辺信幸先生の講演会も女性が多いです)
重度の妊娠糖尿病や糖尿病合併妊娠を糖質制限で出産まで無事たどり着いたお母さんと、お子さんもいらっしゃっていました。

糖尿病学会の中にも糖質制限容認される先生もいらっしゃいますが
その先生がたでさえ宗田先生には「妊婦には時期尚早では、、、」と言ってくるそうです。
確かに、今普及し始めている糖質制限でトラブルになったら、と心配されているのでしょうが
現在妊娠している方に「糖質制限の安全性が学会で認められるまで待て」とは言えません。
ですから、宗田先生も全ての妊婦産に慎重にかつ繊細に対応しているのだと思います。


昨年お会いした時には著書の出版前でしたので、今回著書にサインをいただきました。
「ケトン体が人類を救う〜糖質制限でなぜ健康になるのか〜」は当院待合室に置いてあります。
短期間であればお貸しいたします。
また、北谷町二ライセンター図書館に購入していただいています。
北谷町にお住いの方は二ライセンターでも読むことができます。

教科書としてなんども読まれると健康管理に役立ちますので、読んでいただいた上で購入されることをおすすめします。

まちだクリニックは胃カメラ、大腸カメラ検査専門で行っています。
消化器の立場からも糖質制限(MEC食)をお勧めしています。
胃カメラは鼻から行うこともできます。 胃カメラ大腸カメラともに鎮静剤を使用することもできます。
(鎮静剤をご希望される方は当日車の運転を行わないようにしてください)
胃・大腸検査やピロリ菌の検査・治療をご希望の方はお気軽にご相談ください。
内視鏡関係以外はやけどなどの傷の処置を行っています。

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