まちだクリニックの町田宏です。

胃痛の原因の一つに「アニサキス」というものがあります。
魚介類にいる寄生虫ですが、刺身や寿司などの生食で人に感染するものです。
サバやイカなどが有名ですが、それ以外でも寄生しています。

激しい痛みを生じることもあれば、あまり痛みを感じない方もいらっしゃいます。
刺身や寿司などの新鮮な魚介類を摂取した後に痛みが出るようであればアニサキスを疑うことができます。
アニサキスを疑う場合には診断と治療を兼ねて胃カメラを行ういます。
胃カメラではこのように見えます。鉗子で摘出してしまえば治療終了です。
(胃を通り越して腸や消化管外にいる場合には診断が難しいです)
アニサキス症とは
(↑↑↑ 国立感染症研究所のHPへリンクしましたので写真をご覧になりたい方はどうぞ。)

魚介類の生食後に痛みが出るようでしたらアニサキスを疑い、早めに胃の検査を行った方がよいかもしれません。
胃カメラ検査でアニサキスが認められた時にはその場でアニサキスを摘出します。
アニサキスを摘出した場合は通常の胃カメラ検査のほかに費用がかかります。
(食品衛生法では届け出が必要になっています。)

まちだクリニックは胃カメラ、大腸カメラ検査専門で行っています。
胃カメラ検査は症状によっては当日の検査も可能です。(鼻から行うこともできます。)
大腸カメラは下剤を飲んでいただく必要があるので事前に診察が必要です。
胃カメラ大腸カメラともに鎮静剤を使用することもできます。
(鎮静剤をご希望される方は当日車の運転を行わないようにしてください)

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