まちだクリニックの町田宏です。

テレビなどで手術の場面などが放送される時にご覧になった事があると思うのですが
「メス!」という声に続いて「パシッ」とメスを渡したりする場面があります。
手術している医師は手術する場所に集中しているので手だけを出して、器械出しの看護師さんが
差し出された手に要求された器械を渡す場面です。
この場面で「パシッ」といい音を出してしっかりと器械を渡してもらえると手術に心地よい緊張感とリズムが生まれます。

器械出しをする方が慣れない(新人さんだったり、専門分野が違ったり、など色々理由はありますが)ばあいや、一緒に仕事をしてお互いに慣れていなかったりした場合、手渡すリズムがテンポ良くいかないと手術に集中しきれない事があります。

イメージ的にはリレーでバトンを渡すときに相手の手に「パシッ」とバトンを渡す感じです。

器械出しは返された器械を受け取り、術者が「今、何をしているのか」「次は何を要求してくるのか」を考えながら「返された器械」に付いている血液などを拭き取り、狭い台の上で器械を整理し、次に要求されると思われる器械を手に取り術者に渡す準備をしています。

術者と器械出しのリズムがあたかも餅つきのようにテンポ良くできると長い手術、難しい手術でも疲労感は少なくなります。

実際の手術では術者の他に助手(第一助手、第二助手)などが加わったりするのでリズム感はもう少し複雑になります。
先日知り合いの先生と手術のリズムの話になったのですが「合いの手」って大切だねと言われました。
音楽を奏でるときのように一人一人がうまくても全体としてのバランスが大事なんだと思います。

漫画「ブラック・ジャック」は天才外科医ですが助手である「ピノコ」のおかげでもあるのでしょうね。

まちだクリニックは胃カメラ、大腸カメラ検査専門で行っています。
症状によっては当日の検査も可能です。
胃カメラは鼻から行うこともできます。
胃カメラ大腸カメラともに鎮静剤を使用することもできます。
(鎮静剤をご希望される方は当日車の運転を行わないようにしてください)

胃・大腸検査をご希望の方はお気軽にご相談ください。

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5月28日(木)は午後は予防接種のみとなります。

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