まちだクリニックの町田です。

糖質制限に関する記事です。
グレート義太夫 正しい療法知っていれば透析遅らせたと後悔
2015年4月24日(金)7時0分配信 NEWSポストセブン

週に3回の透析治療を受けているお笑い芸人・グレート義太夫氏(56)は、日本の医学会が推奨する糖尿病の治療法、「摂取カロリーの半分を炭水化物で摂る食事療法」が時代遅れで効果がないと指摘されていることを昨今の報道により知り、怒りがこみ上げてきたという。

「僕が糖尿病だっていわれたのは35歳の頃です。今から20年くらい前ですが、その頃にはこんな話聞いたことなかったですからね。とにかくカロリーを抑えなさいって指導でした。学会のガイドライン通り、一日のカロリーの半分くらいは炭水化物で摂って、あとはバランスよく腹八分目ということでした。糖質制限のほうがいい結果になるなんて初めて知りましたよ」

中略

 病院では摂取カロリーを制限するため、食べる量を全体的に減らす指導がなされた。

中略

 番組収録が深夜に終わって仲間と焼肉屋に繰り出す時も、『カロリーを抑える』ということが頭にありましたからまずご飯でお腹をいっぱいにして、それから肉に箸を伸ばしていたんです。やるべきことの正反対をやっていた」

 カロリー制限生活が辛くて病院に足が向かなくなり、中途半端な状態で治療を放り出した。そして、今では週3回の透析が欠かせない体になってしまった。

「糖質制限を知っていれば透析をもう少し遅らせることができたかもしれません。そう考えると学会の食事療法を恨んじゃいますよ」

くわしくはい週刊ポスト2015年5月1日号をご覧ください。

糖質制限が一般的になってきたのは3年くらい前からでしょうか?
グレート義太夫さんが糖尿病と診断されたのは20年くらい前との事なので、残念ながら20年前に糖質制限を実践されていた先生はごくごく少数だったでしょう。
しかし、今では糖質制限を実践している医療機関も増えてきていますので、「糖質制限」を選択肢に入れないで治療をしているのはある意味「マズイ」かもしれません。

糖質制限は糖尿病を悪化させるリスクを減らしますから、透析導入となる時期を遅らせる可能性は十分あると思います。
糖尿病になってから糖質制限を始めるよりも
健康なうちから「糖質」を気にするようにしたほうがいいでしょう。
それにはまず、「炭水化物を6割」という指針がまちがっていたという事にきがつかなければならないでしょう。

昨日紹介した「江部先生、「糖質制限は危ない」って本当ですか?」は多くの方に見て欲しいですね。
江部先生「糖質制限は危ない」って本当ですか?

まちだクリニックでは消化器専門医の立場から糖質制限食(MEC食)を推奨しています。
当クリニックは胃カメラ、大腸カメラ検査専門クリニックです。
経鼻内視鏡も行っています。
検査をご希望の方はお気軽にご相談ください。

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