胃潰瘍・十二指腸潰瘍とは、強力な酸性である胃酸により、胃や十二指腸の粘膜が損傷を受けることで発症する病気です。胃潰瘍は食後に症状が現れ、十二指腸潰瘍は空腹時に症状が起きやすいことが特徴として挙げられます。胃潰瘍により引き起こされている炎症が長期化することで、胃がん発症リスクが高まる可能性もあるため注意が必要です。上記の症状に心当たりのある方は、速やかに専門医による診察を受けるようにしましょう。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍は胃酸によって粘膜が傷付けられることで発症しますが、本来であれば、胃には粘膜を保護する防御機構が存在するため、胃酸により粘膜が傷付くことはありません。ですが、何らかの原因により胃酸が過剰に分泌されたり、粘膜を保護する防御機構の働きが弱まったりした場合に、粘膜が損傷を受け炎症を引き起こします。
胃酸と防御機構のバランスが崩壊する原因としては、暴飲暴食・ストレス・睡眠不足・喫煙・ピロリ菌感染などが挙げられます。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍の検査では、胃カメラ検査が必要となります。内視鏡により胃内を直接観察数ることで、異常が起きている部位や範囲、炎症の程度を正確に把握することが可能です。
当院は消化器・内視鏡クリニックとして、患者様に苦しくない胃カメラ検査を提供することを心掛けています。胃カメラ検査を受けることに不安がある方は、ぜひ当院の胃カメラ検査の詳細をご覧ください。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍の治療では、<薬物療法>を行います。胃酸の分泌を抑える作用のある<酸分泌抑制薬>や、胃の働きを改善する<消化管運動改善薬>などを用いて治療を行います。また、過度な精神的ストレスにより胃の働きに影響が出ている際には、精神面にアプローチする薬を使用する場合もあります。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍は消化器疾患の中でも比較的多く見られる疾患であり、その症状にお悩みの方も多くいらっしゃいます。当院では、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の外来診療にも力を入れて取り組んでおります。上述した症状に心当たりのある方は、まずは一度お気軽に当院にてご相談下さい。
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